解
「人はね、人を幸せにすることはできないの」 彼女の唇は、いつか聞いたことのあるフレーズを紡いだ。——だから、あなたがするべきことは、他にあるはずよあのとき彼女が続けた言葉が脳裏に蘇る。 「あなたは今、幸せ?」 けれど、彼女は瞳をそらさずにそう言…
「はじめに言ったわ。わたしはみんなを不幸にする。だから、あなたはわたしを殺さないといけないって。でも、あなたはそうはしなかった。すごく嬉しかった。本当にありがとう。わたしを生かしておいてくれて」 その満ちたりた声色に、大切な思い出が汚されて…
唐突に開けた空は橙色に焼けて、周囲の暗い壁を照らしている。広いバルコニーに一人で立つ人影は、間違いなく記憶の中の少女だった。気配を感じて振り返った彼女は、変わらないあの透明な声で、すこし照れたように語りかける。 「幸せに生きてみようと思った…
可哀想なアルセス。つかれているのね
アルセスカムリは全てのゆらぎを修正し混沌とした記述を秩序化し終えればネタキャラの呪縛から開放され全能神に新生する。でも意味不明の猫キプロスが絶え間なく毒電波を垂れ流し続けるのでその時が永遠に来ない。
神聖包茎アルセスカムリは神性人間である。猫と竜の争いの余波を喰らってネタキャラにされた彼は今日もゴミ缶モデルとして各地でゆらぎすぎの後始末に走り回るのだ。
信仰とは信じることだが、何を信じるかはそれぞれの手に委ねられている。これこそ、ポニーが我ら尾の民に与えた自由の本質である。
彼が手に持った鉛筆を軽く振ると、そこから粉のような星がいくつも零れ落ちた。 「本来、魔法はこういうものだ。楽しいが、即物的な役には立たない」 むろん、便利な使い方もあるけれど、と言いながら彼は、空中に光を灯して見せる。白く、そして暖かい色の…
↑ポニー | | | 混沌 | ←―――――――――→ | 秩序 | | | ↓ツイン
馬のたてがみにも似たこの髪型はポニー教ではポニーテールの次に尊ばれる髪型であり馬の尻尾に似たポニーテールと対をなす。
伝説の背教者は「ガガガガッ」と叫びながら、数多の執行者をこの業で血の海に沈めたという。
彼女が今眼鏡を掛けていないからといって嘆いてはならない。そういうときこそ、我々は彼女から心の眼鏡を見出さねばならないのだ。
ポニーさま、バター犬の正体がアルセスでした…こんな展開さえも、あなたはご存じだったのですか
「みんな一人なのよ。そしてみんな、救いを求めてるの。わたしを幸せにしてほしい、苦しいことみんな、なくしてほしいって」 ゆっくりと振り返った彼女の顔は、逆光の中にくすんで見えなかった。輪郭だけが、山の端の西日を通してきらきらと金色に光っている…
ポニー教はフライング・スパゲッティ・モンスター教と同じくパロディカルトでありましたが、異なる世界、異なる社会、異なる情勢に投げ込まれ揉みくちゃにされその苦難の道を経て真の宗教へと変じました。コル・ポニーこと[以下数行は塗りつぶされている。]…
そら恐ろしいくらいに上手くできちゃった創造物(Tera Ailasis)に対する日本文化固有の畏敬の念が、思考秩序「ありがたい」「勿体ない」を通過する過程で、対象に自身自律存在すべきものとしての命を与えるが、これはあくまで対象を存在として、言うならば萌えの源…
一振りは平穏を乱すことにより初めて生み出され平穏は一振りとの静かな対照のうちに調和をみる
ポニー教の宗教文書や大神院の異邦神録が言うとおりだ。ポニーという神は風景の姿をした神なのだ。その子らであるポニーテールも同じように、ポニーテールの房がポン、とあるだけでは駄目だ。誰かの髪としてあり、そこにある光景とともにあり、さらに見る者…
萌えはほぼすべて冷静にみればくだらないがポニーはすべて冷静に見てもポニーである
マニアがたんす預金して不況に拍車がかかる危険性も指摘され、「ポニーに特別減税を」との声が聞かれる。
そもそもポニーとは宗教なのか。どちらかと言うと、それは主義や思想に近いものなのではないのか。あるいは、嗜好と言い換えても良い。
http://poti.atbbs.jp/flicker/potiboard.php?res=103
時はすべてを解決する、尾さえも
「残念だよ。君は髪が短すぎる。どんな者でもポニーになることは可能だ。しかし神の問題だけはどうにもならない……!」「とりあえず伸びるまで待ちましょう」
ポニーよとまれ、お前は美しい